文系出身でもエンジニアになれる5つの理由

こんにちは、Tommyです。
私は、現在ITエンジニアとして働いています。大学は法律学部だったので、文系でした。もちろん大学内で情報分野の授業やプログラミングの授業はありませんでした。
そんな私が、「文系学部出身でもITエンジニアになれる5つの理由」をお話ししていこうと思います。
それでは行きましょう!
- 文系大学生で、エンジニアになりたいと思っているが、なれるか不安になっている人
- 文系からエンジニアになったが、これからやっていけるか不安な人
文系エンジニアは30%以上いる
最初にこのデータを見てください。

IPAのIT人材白書によると、「先端IT従事者」では文系出身者が30.2%、「先端IT非従事者」では34.6%であることがわかります。つまり、30%以上のエンジニアが文系出身であるということがわかります。
大学でIT系の専門的な知識を身につける人は、情報系学部を卒業していると考えられます。つまり、大学でIT系の専門知識を身につけてこなかった人(=「IT・情報系」以外の人)の方が多数派であるということです。
では、IT・情報系以外の理系と文系の間に知識の差はあるのかというと、そこまでないというのが私の感覚です。
プログラミングを例にすると、プログラミングにおける独特の概念は他の分野にはないものであり、「この分野をやっていた人はプログラミングも理解が早い」ということは聞いたことがありません。特に個人での学習経験がないという前提条件であれば、文系であろうが、理系(IT・情報系以外)であろうがスタートラインは同じです。
現在の私の職場でのチューターも、2人いるうちの1人が理系(情報系)で1人が文系です。この2人で仕事の成果が大きく異なるということはなく、お互いに協力し合って仕事しています。
「わからないから調べる」は文理関係ない
今の時代、わからないことはネットで調べたり、chatGPTに聞いたりすることができます。「情報系の学部卒だから何でも知っていて、リサーチに時間がかからない」なんてことはありません。わからないことは調べます。ネットで調べれば、その道に詳しい人の情報に触れることができます。それは文系も理系も同じです。
また、ITの分野は移り変わりが激しいので、情報系の学部を卒業していても、自分の専門外の分野に関係する業務を行うこともあります。その時にはイチから学習する必要があるので、文系出身者と同じスタートラインに立つことになります。
プログラミング以外の業務もたくさんある
エンジニアには、プログラミング以外の業務もたくさんあります。
- ミーティングを進行する
- 企画書を作る
- 資料を作る
- チームマネジメントをする
- 部下の育成
- 顧客とのやり取り
エンジニアであっても、ほとんどコーディングをしない人だっています。そうなってくると、仮に情報系の学部を卒業していても、学んだ内容をほとんど使わないで仕事をすることになるでしょう。むしろ、文系出身者でも十分期待できる、コミュニケーション能力、人間関係の構築能力、文章力、プレゼン能力などが求められるでしょう。
こう考えると、
なんてことは、ただの思い込みであるということがわかります。
自己学習できる環境が整っている
最近では、業務上必要な技術をキャッチアップすることが簡単になっています。わざわざ就職前に情報系の学部に通っておく必要ありません。
学習する手段の例として、
- 動画で学ぶ
- ネット記事で学ぶ
- プログラミングスクールで学ぶ
- 書籍で学ぶ
というものが挙げられます。こういった手段の場合、大学での学習と異なり、自分の時間や都合に合わせて学習することができます。
そもそも、大学での学習は、一概にその後の業務に直接使えるかというと、そんなことはありません。なぜなら、IT業界の技術トレンドの移り変わりは激しく、大学がその技術に合わせた授業を提供することはかなり難しいからです。エンジニアが技術のキャッチアップをするのは、業務で必要であるからであり、大学はその役目を負っていません。
専門知識がなくてもある程度のサービスは作れる
新しいサービスを作ろうとした時に、何のフレームワークも用いずに開発することはほとんどありません。「この言語を使うなら、このフレームワーク」というようなテンプレートのようなものが存在します。
プログラミング言語 | フレームワーク |
---|---|
Java | Spring Boot |
Ruby | Ruby on Rails |
PHP | Laravel |
そのテンプレートに沿って開発していけば、ある程度のサービスは作ることができます。フレームワークは、特定の言語での開発を簡単にしてくれるものです。フレームワークの学習は必要になってきますが、一度慣れてしまえば、専門知識がなくても開発はできます。
また、フレームワークの学習もそこまで難しくありません。フレームワークは開発を簡単にしてくれるものなので、扱いづらいと、本末転倒だからです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私は文系からエンジニアになりましたが、日々の業務で出身大学や、文系理系の話題が出ることはほとんどありません。文系出身の人でも、特定の分野においては理系の人以上に詳しかったりすることもあります。
「文系からエンジニア就職したい」という人のメンタルブロックを取り払えたら幸いです。文系だからと引け目を感じることなく、エンジニアの世界に踏み出してみてください!

